MAX8かPureDataか?みたいなクリエイティブ開発環境で何を使ったら良いのかと迷ってる人に参考になるツイート
ナカジ(@cp_nakajun)です。
音楽や映像、インタラクティブ・メディアアートなどの分野で
最近はたくさんのビジュアルプログラミング環境があり、使われています。
プログラミングと言うと一般には「テキスト」を記述してプログラミングしていきますが、オブジェクトやボックスを配置したり線で繋いだりしてプログラミングする環境をビジュアルプログラミングとかグラフィカルプログラミングと呼びます。
MAX8(max/msp)やPureData、映像系だとTouchDesignerやvvvvのような開発環境が有名です。
他にももっとたくさんの開発環境があります。
そして、最近は以前にも増してこういう環境を利用して制作されたものが一般の多くの人の目にも触れるところで使われるようになってきました。
そういった展示やイベントで興味を持ち、自分もやってみたいと思っても以外となんの環境を覚えればいいのか迷うこともあるかと思います。
また逆に何らかの勉強を進めていたけど、情報を集めているうちに自分が取り組んでいるものが時代遅れなんじゃないかと思ったりするかもしれません。
この記事はそんな時の参考になる
第一線で活躍されてる方どうしのツイートを紹介します。
先に結論を書いちゃうと、結局は
「自分のニーズにあったもの」
と、言うワザワザ書く必要もない
読んで頂いた方からするとご立腹かもな結論にはなるんですが
どうか冷静にお願いします。
MAXかPureDataか
以下は
書籍も書かれてるPureDataの第一人者である美山千香士さんと多数のアーティストのmax/mspプログラマーや自身でもモジュラーシンセとM4Lをバリバリ使ったパフォーマンスをされている松本昭彦さんのツイートです。
近い例で、電子音楽で私企業のMaxではなくオープンソースのPDを使う人の理屈っていうのも、僕はちゃんと深い部分まで理解できてないので聞いてみたいです。
— 松本昭彦 (@Akihik0MA) 2018年9月30日
俺は
・libPdによりスタンドアロンC++アプリに組み込める
・Linuxで動く
・iOS/Androidで動く
・バグが少ない
という自分のユースケースに合うという理由— 美山 千香士 (@chikashimiyama) 2018年9月30日
なるほど、確かにそのあたりの拡張性は全然違いますね。最近はMaxもgenが幅きかせてるから状況は変わっていくかもしれないけど、バグが少ないって胸張って言えることには永遠にならなそうです。
— 松本昭彦 (@Akihik0MA) 2018年9月30日
このツイッターでの会話から察するに
お二人ともそれぞれ活用している環境のメリットもデメリットも熟知した上で使われてるのだと感じます。
環境・ツールの変化
また、ビジュアルプログラミング環境ではないですが
openFrameWorksの第一人者で以下の書籍の著者である比嘉さんがツイートで
Beyond Interaction ―メディアアートのためのopenFrameworksプログラミング入門
ちょっと迷ったけど、bio欄からopenFrameworksの記述を消した 全然使ってないからな、、、ついでにgithubからも色々消していきたい
— Satoru Higa (@satoruhiga) 2018年11月27日
と、つぶやかれておりましたが
これも比嘉さんのニーズの変化によるもので
おそらくopenFrameWorksがダメという訳ではないと思います。
最後に
当ブログは「ニーズにあたりをつける」時の参考や興味喚起のきっかけとして頂けるよう運営してます。
今後も色々試して、試行錯誤をしたことを共有していきますので
たまには当ブログをチェックして頂けると嬉しいです。
クリエイティブなコーディング環境はどんなものかと
興味がある方は以前書いた、以下の記事がありますのでご参考までに
クリエイティブコーディングとは?メディアアート・インタラクティブアートなど音響・映像表現をする為のプログラミング環境のまとめ