クラウド時代のデータセキュリティー術(Mac OS編)「ディスクユーティリティ/スパースイメージ」
おはようございます。
別の記事で「Windows編」を書きましたが
ノマドワーカーの方、ライフハッカーの方だけでなく
私をふくめ、普通のMacライフを送ってる方もこの便利な
クラウドサービスにファイルを預け、管理してる方は多いと思います。
しかし、先日公開された「Google Drive」のように
機密性の高い、個人情報のようなファイルを預けることに不安な点もあります。
今日は「クラウド時代のデータセキュリティー術」として
データを暗号化してセキュリティーを高める方法を紹介します。
今回は「Mac OS編」です。
クラウドストレージにファイルを預けた時のリスクはなんと言っても
「情報漏洩」があった時です。
以前、DropBoxではこんな事件がありましたし
Google Driveは以前書いたようにアップロードすると
「プロモーション、出版、配布などをする権利」が
Googleに発生します。
このようなセキュリティー的な面や価格面でも
個人クラウドストレージがベストだとは思います。
しかし、無料ですし、クラウドストレージは確かに便利です。
利用しないというのももったいないです。
そこで、対応策としては
IDやパスワード、個人情報や機密情報などを置く場合は「暗号化」する。
というのが「最低限」だと思います。
Windows編の方法は少し手間のかかる方法でしたが
Macユーザーの皆様は「超かんたん!」
Macのディスクユーティリティで出来ちゃいます。
Mac OS X v10.3 以上なら、アプリケーション/ユーティリティ フォルダに標準でインストールされています。
ってことは、Mac OS X v10.3のMacであれば自由に移動して暗号化を解くことが出来る訳です。
もちろんパスワードを忘れると「アウト!」ですが
Mac標準の機能なので当然ターミナルコマンドでも操作が可能です。
暗号化のレベルも(wiki参照)
パスワードを忘れたり、キーファイルを紛失した場合は、誰でもいかなる方法でもアクセス・復号がその情報が意味を持つ時間内には不可能になり、実質的な意味として情報を喪失する。
なので、セキュリティーは全然問題ありません。
使い方もチョー簡単です!
▼では、簡単な使い方を説明します。
1./アプリケーション/ユーティリティ/ディスクユーティリティ を起動します。
2.起動するとこの画面
3.メニューバーから ファイル/新規/空のイメージ
4.スパースイメージの設定
一番上の名前:暗号化フォルダーの名前
中段の名前:マウントした時の名前
サイズ:スパースイメージの最大サイズ
暗号化:暗号化アルゴリズム
イメージフォーマット:スパースディスクイメージ
※「スパースディスクイメージ」は内容に応じてファイルサイズが変化するので、ハードディスクをムダに消費しないため便利です。
5.パスワードの設定
6.完了!!スパースイメージとマウントされた状態
簡単すぎますね!
後はこのスパースイメージをクラウドに置くだけ!