【OSC/PILOT】DTMやVJなどオーディオ・ビジュアルアプリを操作するOSCコントローラーの決定版!!
ナカジ(@cp_nakajun)です。
今は進化を重ねてiPad&Androidのタブレットアプリとなっている「Lemur」というマルチタッチOSCコントローラーがあります。
僕が初めてLemurを知ったのは確かまだiPhoneすら存在していない遠い昔のことだったと思いますが、その時からずっと「マルチタッチOSCコントローラー」に対する興味と憧れが続いてます。
今回紹介する「OSC/PILOT」は現時点でもっともすぐれたOSCコントローラーなんじゃないかと感じたので紹介します。
「OSCコントローラー」ってなに??
というひと向けに先に対象となる状況を書きますと
例えば
- Ableton Liveなどの「DAW」
- ResolumeなどのVJソフト
- TouchDesignerやvvvvやNotchなどのビジュアルアプリケーション
- MaxやPureDataなどのオーディオアプリケーション
を「AKAI APC40 MKII」のようなMIDIコントローラーで操作するようなニーズがある人です。
MIDIコントローラーのほとんどはUSBでPCと接続し、MIDIを使って制御するので「安定性」や「レスポンス」は有線&ハードウェアなのでメリットがありますがインターフェースのレイアウトには全く自由度はありません。
そこで「OSCコントローラー」ですが基本的にマルチタッチディスプレイに作るインターフェースなのでどれだけ大量にコントロールしたいパラメーターがあったとしてもカバーできますし
そのレイアウトは自由自在(自分で作る)です。
ただし、OSCでのコントロールは以前「MobMuPlat」の記事を書いた際に@mogamogamachineさんに
『本番で無線を使う』のはトラブルの原因になりやすいので要注意です。
と教えていただいたので、やはり「安定性」や「レスポンス」はおとりそうですし、注意が必要です。
ただ、今回の「OSC/PILOT」はdeadmau5というアーティストが現場で使いながら開発に協力しているということなので用途や使い方によっては問題も少ないのかとおもいます。
僕個人で言えば、ちょうど「インターフェースはTouchDesignerで作ればいいかなぁ」「TouchDesignerの見た目かっこいいし」みたいなことを考えていた時に「OSC/PILOT」のデモを見て
「OSC/PILOT」だなってなりました。
長くなりましたが「OSC/PILOT」の概要を以下に記載します。
OSC/PILOT について
まずはOSC/PILOTのサイトを
動作環境:Windows 8.1 and 10
サイトには以下のようにあります。
OSC / PILOTは、もともとデジタルアーティストやミュージシャンのためのパフォーマンスツールとして構築された双方向コントロールサーフェスアプリケーションです。
オーディオとビジュアルのアプリケーションスペースのオーバーラップは拡大し続けています。アーティストが自由に使用できるアプリケーション(AbletonLive、TouchDesigner、MaxMSP、Processing、Bitwigなど)間の相互運用性により、デジタルオーディオおよびビジュアルアーティストは、他のスペースのデータを使用して、あらゆるスペースのコンテンツを操作できます。
さらに、入力を提供する大量のコンシューマーデバイスと膨大な量の表示オプションにより、ユーザーはキャンバスの選択と、そのキャンバスにコンテンツを駆動する方法の選択の両方をユーザーに提供します。
OSC / PILOTは、相互運用性を利用してこの種の制御を可能にする堅牢でシンプルなツールです。
なによりもdeadmau5によるデモ映像をみるのがわかりやすいです。
以前に書いた記事で紹介したOSCコントローラーアプリは全部iOSやAndroidのタブレット用なんですが
音楽・VJ・インタラクティブアートなどのライブパフォーマンスや展示作品のインターフェースに最適なOSCコントローラーおすすめ3選を紹介!
個人的にはどうせタブレットを持ち歩くなら、自分がやりたいこと的にフルOSが良くって
そうなるとWindowsのSurface Go2 とかがいいなぁ〜と思ったタイミングでこの「OSC/PILOT」でした。
Surface Go2…欲しい…