Python&SuperColliderで奏でる音楽ライブコーディング環境「FoxDot」をセットアップ(インストール)する方法!
ナカジ(@cp_nakajun)です。
「FoxDot」をセットアップ(インストール)する方法です。
▶︎FoxDotの公式サイト インストールガイド:http://foxdot.org/installation/
にFoxDotのセットアップドキュメントがあります。
その前に必要な準備があります。
- Python
- SuperCollider 3.8以上
- sc3 plugins
FoxDotをセットアップする前に上記3つのセットアップを完了してください。
FoxDotセットアップ前の準備
まず上記の3つの準備をしておきます。
SuperColliderのインストールは
https://supercollider.github.io/download
からインストーラーをダウンロードしてインストールすればオッケーです。
PythonとSC3 pluginsについては
以前書いた記事があるのでそれぞれ参考にしてもらえたらと思います。
まずはMacにPython3をセットアップ(インストール)!機会学習・WEBアプリ・プログラミング表現はPythonが熱い!
TidalCyclesで手軽にSuperColliderの強力シンセサイザーが使えるようになる拡張プラグイン「sc3-plugins」をインストールする。
FoxDotのセットアップ
インストールの基本手順は公式サイト「▶︎ http://foxdot.org/installation/」にあります。
では進めていきましょう。
Pythonのインストールと同時に「pip」もインストールされてる前提です。
ターミナルからpipを使ってFoxDotをインストールします。
pip install FoxDot
次はSuperColliderを起動しFoxDot Quarkをインストールします。
gitがすでにインストールされているならSuperColliderのエディターに
Quarks.install("FoxDot")
と記述しMac:Cmd+Enter(Win:Ctrl+Return)キーを押してコード行を実行します。
gitがインストールされてない場合は先にSuperColliderで以下の2行を先に実行するとGitHubから直接ダウンロードできます。
Quarks.install("https://github.com/Qirky/FoxDotQuark.git") Quarks.install("https://github.com/supercollider-quarks/BatLib.git")
SuperColliderクラスライブラリを再コンパイルする為に
Language -> Recompile Class Libraryか、 Mac:cmd + shift + L(Win:Ctrl+Shift+L)押します。
これでFoxDotはSuperColliderと通信できるようになります。
※もしgitをインストールされてない人はこの機会にインストールしてしまうのもオススメです。
PythonをインストールするときにHomebrewをセットアップしてると思いますのであとは
brew install git
です。
FoxDotの起動と実行
まずSuperColliderを起動して次を実行します。
FoxDot.start
これで、SuperColliderはFoxDotからのメッセージを待ち続ける状態になります。
なのでこれはFoxDotを起動する前に行う必要があります。
次にターミナルアプリを開き、FoxDotを起動します。
python -m FoxDot
これでFoxDotのインターフェースが開くので試しに
d1 >> play("xxox")
と記述しMac:Cmd+Enter(Win:Ctrl+Return)キーを押してコード行を実行して音がでたらセットアップは完了です。
音を止めるにはLanguage -> Clear Scheduling Clockか、 Cmd + .押します。
僕がセットアップを完了したあとにとりあえず適当に音を出して遊んでみた映像が以下です。
この程度ならすぐできます。