これでフリーウェア!!SuperColliderで作られた驚愕の音楽制作ソフト「The TX Modular System」
ナカジ(@cp_nakajun)です。
今回、ご紹介するのはSuperColliderという
音響合成用プログラミング環境で作成された「The TX Modular System」という音楽制作ソフトです。
SuperColliderはテキスト記述をすることで
リアルタイム音響合成とアルゴリズミック・コンポジションに特化して行うことができるものなのですが
テキスト記述なこともあって、使いこなすには少々難易度が高い面があります。
その点をGUIを装備しモジュラー式にすることでSuperColliderの柔軟性を維持しつつ、より直感的に使えるようにしたのが「The TX Modular System」です。
今回は「The TX Modular System」の簡単な概要・スクリーンショット・ビデオを紹介することで、このソフトウェアへの大きな期待感と
これがフリーだということがいかにありがたく素晴らしいことなのかをお伝えできればと思います。
The TX Modular System
まず最初に製作者(Paul Miller)の公式WEBサイトです。
動作環境は
- Mac OS X
- Windows
- Linux
と、SuperColliderが動作する環境なら対応しています。
※Mac OS XにはSuperCollider無しで動作するスタンドアローン版があります。
公式サイトの紹介文によると「The TX Modular System」とは
TX Modularシステムは、SuperCollider言語で書かれたモジュール式のソフトウェアシンセです。
これは、デジタル楽器、インタラクティブ・ジェネレーション・コンポジション、サウンド・デザイン・ツール、ライブ・オーディオ処理ツール、グループ即興演奏ツールなどのインタラクティブ・オーディオ・システムを構築するために使用できます。
the TX Modular Systemを使うのにSuperColliderのプログラミング方法を知ってる必要はありません。
でも、知ってると独自に拡張することができるモジュールがあります。
the TX Modular Systemが持っているモジュールは
波形ジェネレーター、マルチトラック&ステップシーケンサー、サンプル&ループプレイヤー、エンベロープジェネレーター、ウェーブテーブルシンセ、フィルター、ノイズジェネレーター、LFO、ディレイ、コンプレッサー、ゲート、フランジャー、ピッチシフターリバーブ、ボコーダー、ディストーション、リングモジュレーション、ファイルレコーダーとファイルプレーヤー
を基本とし、他にも多くのモジュールを持っています。
すべてのモジュールリストは上記の公式WEBに一覧があります。
どうでしょうか?
すでにここまででかなりワクワクしませんか?
The TX Modular Systemのインターフェース
すでに数枚、The TX Modular Systemのスクリーンショットを掲載してますが
The TX Modular Systemの見た目もなかなかいいです。
The TX Modular Systemのビデオ
ざっくりどんなものなのかをまず知る為に、以下のクイックデモの映像を見てください。
さらに興味が湧いたら以下のビデオもどうぞ!
これでフリーなんて信じられますか?
【追記:動作確認】
MacOS 10.12:不可
MacOS 10.11:可