【PureData】よく使う処理を汎用的に利用する効率的な方法 [アブストラクション]

投稿日:2014-10-03

20141002_pd4

 

おはようございます(^_^)/

ナカジ(@cp_nakajun)です。

 

PureDataでプログラムを作成していくとパラメーターは違うけど

「処理は同じ」という部分が出てくることも多いかと思います。

 

例えば「音」を扱うパッチの場合、「PAN」や「音源(シンセ)」などなど

PANはトラックごとに、音源はパラメーターを変えてレイヤー状にしたりという状況です。

 

そんな時のちょっとしたテクニックが「アブストラクション」

 

 

PureDataアブストラクション

 

アブストラクションの一番の特徴ですが

Puredataで同じ処理が必要なとき「コピー&ペースト」して使うこともできます。

 

しかし、後々ちょっとした修正をしたくなった時に「コピペ」していた場合

「コピペ」した分、それぞれを修正しなくてはなりません。

 

これをアブストラクションにしておくと「1つ修正すれば全部に反映されます」

 

で、早速アブストラクションの使い方

20141002_pd1

準備、というかざっくり言うと

 

上記画像の選択されている「_main.pd」がメインでそれ以外がアブストラクション用のPDパッチです。

 

なので読み込みたいメインパッチと同じフォルダーにパーツとして利用したい処理を個別にPDパッチとして用意します。

 

20141002_pd3

 

呼び出す方法は

オブジェクトボックスにファイル名を記述する

だけ

 

この方法を上手に利用すると制作用のテンプレートも作れますので

制作のスピードも上げられそうです!!

 

唯一デメリットはファイル数が増えるので管理が大変ですね。

 

 

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機能はシンプルなものですが、p5.jsやTone.jsで描画したり音が出たりするので遊んでみてください。
・【Midi Number Tools】:MIDIナンバーから音名と周波数を判定します
・【Delay Time Calculator】:テンポに応じた音符の長さを判定します