Python言語&SuperColliderで話題のライブコーディング環境「FoxDot」とはどんなものか?TidalCyclesとの違いは?
ナカジ(@cp_nakajun)です。
僕はもともとPureDataで音楽制作をしているのですが、
ライブコーディングという制作手法に可能性と魅力を感じて最近は以前このブログで紹介した「Tidalcycles」に取り組んでいました。
【TidalCycles】テキスト記述で音楽パターンを作成する話題のライブコーディング環境「TidalCycles」とはどんなものか?
ところが、TidalCyclesの学習を進めていくうちに
また、新たに魅力的なライブコーディング環境を見つけましたので紹介いたします。
FoxDotとは
FoxDot: Live Coding with Python & SuperCollider
▶︎FoxDot公式ページ:http://foxdot.org/
FoxDot is a Python programming environment that provides a fast and user-friendly abstraction to SuperCollider. It also comes with its own IDE, which means it can be used straight out of the box; all you need is Python and SuperCollider!
FoxDotは、SuperColliderへ接続する高速でユーザーフレンドリーなPythonプログラミング環境です。 また、独自のIDEが付属しているので、すぐに使用できます。 必要なのはPythonとSuperColliderだけです!
とあるようにFoxDotとは
Python言語を使用しSuperCollierを鳴らすライブコーディング環境です。
なので、前述のTidalCyclesとの違いをざっくり言えば
- TidalCycles:Haskell言語を使用
- FoxDot:Python言語を使用
という感じになります。
音響合成エンジンは共にSuperColliderになりますのでほぼ一緒(TidalCyclesの方はSuperDart)です。
FoxDotでの実際のライブコーディング映像は以下の感じです。
僕が新たにFoxDotに取り組むわけ
ここ最近はTidalCyclesに取り組んでいたのですがこれからFoxDotに取り組んでいこうと思っています。
その理由ですが
現段階で取り急ぎ両方のサクッとさらって見た感じ、個人的にはFoxDotがわかりやすく感じました。
(ドキュメントはTidalの方が充実してるけど…)
あとは、たまたまタイムリーにPythonの勉強も始めたのが大きいですね。
この分野でのPythonの魅力については以下に書きました。
プログラミング言語「Python」はTouchDesigner・Maya・Blenderなど映像,CG分野のクリエイター・アーティストも使えると便利でお得!
というわけでFoxDotの紹介でした!