TouchDesigner 099 で簡単にプロジェクションマッピングができる「kantanMapper」の使い方。ステップ1

投稿日:2017-07-05



ナカジ(@cp_nakajun)です。

TouchDesignerには簡単にプロジェクションマッピングができる「kantanMapper」というツールキットがあります。

「kantanMapper」だけで一通りのマッピングができるようです。

TouchDesignerの088での使い方は調べるとWEBに情報がありましたが、
僕の今の環境であるMac版の099とは少し違ってるようだったので記事にしておきたいと思います。

kantanMapperの使い方 – イントロダクション

詳細は英語ですが公式サイトの方にもあります。
https://www.derivative.ca/wiki099/index.php?title=Palette:kantanMapper

マスクの作成とマッピング画像

では、すすめていきます。

最初にTouchDesignerを起動します。
099の初期サンプルが起動してます。


ホームボタンを押して、ルートの階層を表示します。

画面左側の「Palette」ウィンドウの「tools」の中から「kantanMapper」を探してください。


「kantanMapper」をドラック&ドロップでルート階層のネットワークに置きます。


「kantanMapper」のノードを選択
右側にあるopen kantan windowの「Pulse」ボタンを押す


するとエディットウィンドウが開きます。


赤で囲んだ部分にあるツールボタンを選び、画像を投影するマスクを作成します。


エディットウィンドウの項目「texture」に投影するノードのパスを入力します。(d&dでも可)




四角の四隅にオレンジ色の点があります。
コレをドラック&ドロップするとマスクの形を変形させることができます。
このやり方でマッピングを合わせます。

プロジェクターへの出力設定

次に、マッピング対象へ投影するにはプロジェクターへの出力設定が必要です。

今回はプロジェクターが手元にないので外部ディスプレイに出力させて確認します。

エディットウィンドウの上の方にある「Window Options」をクリックします。


開いた画面で出力に関する設定を行います。


「Out monitorを1」にして「Open as Perform Window」のPerformボタンを押すと外部ディスプレイに出力されました。


プロジェクターなら実際に投影した状態にして、合わせていきます。

そのへんのことはまた改めてやりたいと思います。

プロジェクションマッピングについて興味があって理解を深めておきたい場合は、先に書籍を参考にしておくと良いと思います。

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機能はシンプルなものですが、p5.jsやTone.jsで描画したり音が出たりするので遊んでみてください。
・【Midi Number Tools】:MIDIナンバーから音名と周波数を判定します
・【Delay Time Calculator】:テンポに応じた音符の長さを判定します