【MaxMsp】音楽・メディアアートを作るプログラミング環境!MAX編
ナカジ(@cp_nakajun)です。
前回は「音楽・メディアアートを作るプログラミング環境!ピュアデータ編」でしたが
今回はこの分野で最も有名なソフトウェア「Max」を取り上げます。
僕は「Max/Msp/Jitter」Ver4時代のユーザーです。
MAX/MSPとは
Maxのオリジナル作成者はミラー・パケット(Miller S. Puckette)であり、1988年にIRCAMで作曲家がインタラクティブなデスクトップミュージック制作システムにアクセスできるように、ピアノとコンピュータを組み合わせたSogitec 4XというシステムのためのエディタPatcherとして作られた。
先日、紹介したPureDataとは兄弟のようなもの
そして
現在の商用版Maxは1999年から、Max/Opcodeでの拡張を行ったDavid Zicarelliが1997年に設立[4]したCycling ’74によって販売されている。
これが現在の最新版「Max7」につながっています。
MAX7について
【公式サイトURL】Cycling74
【日本の代理店】MI7
【対応OS】MacOS,Windows
シェアウェア
音楽・映像・制御・C++コード生成など特徴はとにかく応用範囲が広いこと
MAX/MSPから継続されている
「MAX=制御」はもともとMIDI等をコントロールすることが中心だったが、モジュールを結線することでプログラミングができる特徴を活かし、Arduinoなどを利用しハードウェアからの入力を受けたり、ハードの制御ができたりする。
「MSP=音」。DSPプログラミング
「Jitter=映像」。映像
とここぐらいまではPuredataも似たようなことができる。
最新の「Max」からはまだ継続開発中のようだが
「Gen=Code Export機能」
gen~ を使用して、C++のオーディオ・コードを書き出せます。書き出したコードは、C++の開発プロジェクト内で使用できます。
jit.gl.pix を使用して、画像処理用のGLSLシェーダーを 作成できます。バーテックスやフラグメント・シェーダーを含んだJXS(XML)ファイルが出力され、他のOpenGL環境で使用することができます。生 成されたシェーダーを読み取って、ロードされた動画へ適用するためのHTML5 WebGLのサンプルも用意されています。
これはスゴい!!
ableton Live!(DAW)に組み込める「Max for Live」
iPad用のMaxコントローラー・アプリ「Mira」など
なんでもござれ!!
PureDataでもできること
も確かに沢山あるが、やはりユーザー数の多さ、cycling74の開発力などを踏まえると
イメージを形にする「早さ」や「使い勝手の良さ」はこちらに分がある。
求めるものやプロジェクトの規模が大きい程、良さが発揮されるだろう!
「プロユース」に耐えるレベルのソフトウェア
僕も「Puredata」で物足りないぐらいのことをやるようになったら
またお世話になろうと思う。
MAXの有名人
これは死ぬ程いる...から割愛したいが
今をときめく「真鍋大度」さんは
僕のこの記事でMAXを知ったという人にはわかりやすくご紹介できるのではないか
MAXに興味を持って買ったら読んで
あとは、ableton Liveのユーザーで「Max for LIVE」に興味がある人とかね
以上、簡単な「Max7」の紹介でした。