「サボり方」を教えるとチームはもっと強くなる!マネージメントがすべきことは「強制」ではなく「緩める」こと

投稿日:2014-01-17

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おはようございます(^∇^)
 
ナカジ(@cp_nakajun)です。
 

 
人は楽な方に流れる生き物です

基本的にすぐ「サボり」ます。僕もそうです。

でも、僕は「サボり方」を教えるとチームはもっと強くなる!

そう考えています。

実際に少ない経験ながらも、自分がリーダー的なポジション、マネージメントをする役割の時はそのように

みんなの「緩めて」あげられるポイントを探しています。

そんな、話しです。

なぜ「強制」ではなく「サボり方」を教えるのか?

ゴムをイメージしてください

  • ピンっと引っ張ってる状態(かなり張力がかかってる):頑張ってる
  • まっすぐで張ってはいる状態(一応、張力がかかってる):ふつうにやってる
  • 緩んでいる(張力がかかってない):やる気がない

ゴムは「ひっぱったり、緩めたり」しないと長持ちしません

当然、引っぱり続けても「切れて」しまいますし、緩ませ続けても「伸びなく」なります。

ゴムと同じで人も
無理をさせ続けると「壊れます」し、緩ませっぱなしだと「大事なところで頑張れなく」なります。

では、そこで「頑張り方」ではくあえて「サボり方」を教えるのはなぜか?というと

先にも書いたように「人はサボる生き物なので」受け入れやすいからです。

「サボり方」楽な方に流すのは上の3つの状態のどの人にも受け入れやすいと思います。

しかし、「頑張り方」を伝えようとすると「緩んでいる」人以外は「もう、頑張ってるよ!!」と反発するでしょう。

「緩んでいる」人ですら、そもそもモチベーションが低いので「受け入れない」だろうと思います。

もう1つの理由として

「サボり」を限定することができる

があります。

「サボり方」を教える = サボることを認める

訳ですが、それはすなわち「それ以外のサボりは認めない」ということになります。

この「認められたサボり」がないと、ことあるごとに

「それはダメだ」と言わなければなりませんし、「あいつはサボってる」と思う回数が多くなったりと

どちらにとっても嫌な思いをすることになります。

先に限定してしまうことで

  • 認めたサボり以外は「頑張るところ」だと暗に伝えられる
  • お互い嫌な思いをする回数が減り、関係の改悪に繋がることが避けられる

というメリットが生まれます。

事例①

僕の事例を紹介します。

先ずは「学生のアルバイト」を見ていた時のことです。

どうやら、仕事はちゃんとやってるようだが、適当にタバコを吸いに行ったり、漫画を読んだりしていると
僕の耳に入りました。

そこで、僕は自分を同じアルバイト枠にアサインし一緒に仕事をしました。

その時の会話はこうです。

自:そろそろタバコ吸いたいねぇ〜
 
バ:ナカジさんは良いんじゃないですか?
 
自:いや、俺は今日バイトシフトだからダメだろう?
 
バ:...
 
自:でも、吸いたいから交代で行くか?
 
バ:マジですか??いいんですか??
 
自:うん。でもトラブル起こるとマズいから、先ずこの時間帯の仕事は完璧にやって5分時間を作ろう。で吸ったあとの時間も完璧にやろう。もし、トラブル起こったら全力で対応ね!
 
バ:わかりました。
 
——— 喫煙後 —————–
 
自:この方法だったら、俺がいない時でもサボっていいよ。
 
バ:えっ??
 
自:でも、あくまで「サボり」だからね。
 
バ:はい
 
自:あと、他の社員に注意されたら「とりあえず謝っといて」。で、俺に教えて。俺が説明して謝るから。ナカジが良いって言ったって言ってもいいけど、余計怒られることも考えられるから。その辺はまかせる。
 
バ:わかりました。
 
自:みんなにも伝えといてね。

ということをやった結果。

クオリティーも高くなり、バイト責任のトラブルを出す回数が激減しました。

悪い話しも耳に入ってこなかったので、みんな上手くやってくれたんだと思います。

 
 

事例②

以前、面接をして頂いた会社の社長が

ウチはみんな頑張ってやってくれてるんだけど、若いからか「あと一歩頑張れば、もっと良いものになるのに」って時にいかないんだよね〜

と、話されていましたが

これは今思えば「まっすぐで張ってはいる状態(一応、張力がかかってる):ふつうにやってる」状態だと

なので、これも一度緩めてあげれば「負荷をかけられる」ようになると思います。

 
 

まとめ

マネージメントする時に「サボらせる」って勇気がいるところだと思います。

でも、あえてです。

あめと鞭

競馬でもそうでしょう

鞭は勝負どころで使うからこそ効果がある

そう思います。

 

 

 

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