繰り返すガラパゴス ジャパン
グーグルeBooksは電子書籍の未来形
Googleがこれをやるからこそ期待するし、Googleがやる意味は3つあると思う
1.どんなデバイスでも読める(PC、mobileなどハードウェアに依存しない)
2.利用するデバイス間で同期化(どのデバイスでも続きが読める)
3.インターネット上で所有する(ダウンロードの必要がない etc…)
ところが現在の電子書籍業界はAmazonを筆頭に
「ひとつの会社がデバイスとフォーマットやDRM(デジタル著作権管理)規制、電子書籍ストアをひとつのものとしてまとめ、そこへ客を囲い込むという構図である。」
なので「ユーザーのわれわれとしては、デバイスを購入する投資も含めてどの会社に組みするのかをあらかじめ見定め、いったん足を踏み入れるとなかなか抜け出せないというしくみにとらわれざるを得なかった。」
(上記から引用)
基本、完全に顧客不在の状況です。
Amazonなら既にある一定数の書籍量を確保できているから「不便」をそこまで感じることはないと思うがそれでも端末は「Kindole」に限る。
(※変更する可能性あり)
我がガラパゴスジャパンは
デバイスメーカーそれぞれが今頃ストアを開設(しかも発売とタイミングをほぼ同じくして)、さらに出版業界との調整も微妙。
当然、著者の著作権をないがしろにすることはあってはならないし
出版社や書店のありかたや役割はまだまだ未知ではあるからある程度は仕方がないとしても
上記の3つの要素が1つもないのはどうなんだろうか
アップルは現状
1.アップルの製品に限定されるが、PC、mobileの端末ラインナップは確保している
と
3.iTurns上で管理している
の2つはクリアできている。
デバイスメーカーとしてはほぼ完璧に近いのではないだろうか
日本はどうしても「デバイス」だけが先行しデータのあり方やその周辺のテクノロジーの発達が遅れ、結果ユーザー無視の状況が出来上がってしまっているような気がしてならない。
「音楽」で失敗したことを繰り返してしまう気がするのがくやしくて仕方がない。