PureDataだけでフレーズや音色をジェネレートしてLiveができないか試みたパッチを丸ごと公開します

投稿日:2019-08-12



ナカジ(@cp_nakajun)です。

2年ぐらい前までコツコツと作っていたPureDataでLiveやってみたいパッチです。

ここ2年の間に色々な刺激を受けたことや
また自分の力量の無さが主な理由でもありますが、当初考えていた方向性をPureDataで突き詰めることに迷いが生じまして

結果、2年たって今さらですが「このパッチとこの方向性はここまで」と一区切りすることにしました。

一応、このパッチで作ったパーツを使い、方向転換して別のツールを作ることも考えてたりもしますが未定です。

なので、PureDataに興味のあるどなたかの役に立てればと、稚拙ではありますが晒すことにしました。

少しでも踏み台になれば嬉しいです。

PureData scale seq LiveTools ver2

ファイルはGitHubにあります。

PureData scale seq LiveTools ver2 vanilla

デモ&サンプル



一応、こんな感じの音が鳴ります。

この映像にある2つのパターンの設定ファイルも上記のGitHubにあります。

概要

パッチは大まかに以下のような構成になってます。

  • 4つのステップシーケンサー
  • 1つの基本シーケンサーに対して4つの派生パターン
  • 16個の6ポリFMシンセサイザー
  • 16chのミキサー
  • 曲の設定ファイル

特徴

  • スケールベースシーケンサー
  • ノートや音色など多様なパラメーターのランダマイズジェネレート機能
  • 曲の設定ファイルごとにプリセット管理

動作環境&セットアップ

  • 開発:puredata vanilla 0.48.1
  • 拡張ライブラリ:以下を確認



dekenを使った拡張ライブラリーのセットアップ(日本語)

使い方

  1. 基本、ファイルの先頭につく番号順に起動する
  2. Macの場合は「_open.command」をクリックすることで「4_main.pd」までは自動起動
  3. 「5_」のファイルは曲の個別設定ファイル

おまけでMobMuPlatのファイルもついてます。

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機能はシンプルなものですが、p5.jsやTone.jsで描画したり音が出たりするので遊んでみてください。
・【Midi Number Tools】:MIDIナンバーから音名と周波数を判定します
・【Delay Time Calculator】:テンポに応じた音符の長さを判定します