なにも考えずにライブコーディング環境「TidalCycles」をセットアップ(インストール)する方法!

投稿日:2017-10-21



ナカジ(@cp_nakajun)です。

TidalCyclesのインストール(セットアップ)方法ですが、先の記事で書いたように僕は下記のサイトの手順をそのまま行いました。

ただ、ほんの少しだけ特にまっさらなMacにインストールするにあたって僕が補足できることがあるので書きます。

田所さんのyoppa.orgで十分丁寧に網羅されてますけど…。

TidalCyclesのインストール方法

TidalCycles 公式ページ:https://tidalcycles.org/

TidalCyclesの利用に必要なセットアップ(インストール)に必要なものと手順は以下の通りです。

  1. Xcode
  2. Command Line Tools for Xcode
  3. Homebrew
  4. Git
  5. Haskell
  6. Atom
  7. SuperCollider
  8. SuperDirt

では、いきましょう!
何も考えずに以下の作業をひたすらやります!

Xcodeをインストール

アプリ開発をしていたり、OpenFrameworksなんかも利用している人は既にセットアップされてると思います。

これは普通にAppStoreからインストールすればOKです!

Xcode – Apple

Xcode(エックスコード)は、ソフトウェアを開発するためのアップルの統合開発環境 (IDE)

Command Line Tools for Xcode

Homebrewのインストールに必要です。

「ターミナル」アプリを立ち上げて、以下のコマンドをコピペ実行してください。

xcode-select --install
xcode-select: note: install requested for command line developer tools

Homebrewのインストール

これはMacOS用のパッケージ管理システムとのこと
Linuxに馴染みのある人は「APT」みたいなもの。

Homebrewのサイトに記載されてる以下のコマンドをコピペ実行

/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

!!ここから先はyoppa.orgをそのままやればいい

Gitのインストール

Git(バージョン管理システム)をHomebrewからインストールします。

brew install git

Haskell と TidalCycles

HaskellをHomebrewからインストールします。

brew install ghc
brew install cabal-install

TidalCyclesのライブラリーをインストール

cabal update
cabal install cabal-install
cabal install tidal

Atomのインストール

もはやメジャーなテキストエディターなので既にインストール済みの方も多いかも

https://atom.io/

から普通にインストールしてください。

インストールしたら
メニューから 環境設定 > インストール でPackageのインストールを表示して
「TidalCycles」で検索します。

https://atom.io/packages/tidalcyclesプラグインをインストールします。


SuperColliderのインストール

以下よりSuperColliderの3.7以降のバージョンをインストールします。

http://supercollider.github.io/download

SuperColliderについては以下の記事も見てください。

【supercollider】気がつけばIDE環境(統合開発環境)になってた使い易くなってたぞ!音響合成用プログラミング環境


SuperDirtのインストール

SuperDirtはSuperColliderからインストールします。

SuperColliderを起動します。
SuperColliderに以下の記述をし

include("SuperDirt")

選択した状態で「command+enterで実行」します。



以下のメッセージがSuperColliderの右下にあるコンソールに表示されれば完了です。

... the class library may have to be recompiled.
-> SuperDirt

ここで一度、SuperColliderを再起動します。

再起動させたら
SuperDirtの起動コマンドを記述し「command+enterで実行」します。

SuperDirt.start;

以下のメッセージがコンソールに表示されたらSuperDirtの起動完了です。

SuperDirt: listening to Tidal on port 57120

TidalCyclesの実行(テスト)

Atomを起動します。

メニューの
パッケージ > TidalCycles > Boot TidalCycles」を選択すると

TidalCyclesが実行されます。


以下のように記述して

d1 $ sound "bd sn"

拡張子を「〜.tidal」にして保存します。

あとは、上記の行を選択した状態にして
「command+enterで実行」し、音が出れば成功です!!

ちなみに、音を止めるには

hush

「command+enter」です。

サポート募集中

この記事はお役に立てましたか。
よかったら、コーヒー ☕ をご馳走いただけたら励みになります。



ライブコーディング書籍がついにでました!

おすすめのクリエイティブ・コーディング関連カテゴリー

ウェブツール

機能はシンプルなものですが、p5.jsやTone.jsで描画したり音が出たりするので遊んでみてください。
・【Midi Number Tools】:MIDIナンバーから音名と周波数を判定します
・【Delay Time Calculator】:テンポに応じた音符の長さを判定します