なにも考えずにライブコーディング環境「TidalCycles」をセットアップ(インストール)する方法!
ナカジ(@cp_nakajun)です。
TidalCyclesのインストール(セットアップ)方法ですが、先の記事で書いたように僕は下記のサイトの手順をそのまま行いました。
ただ、ほんの少しだけ特にまっさらなMacにインストールするにあたって僕が補足できることがあるので書きます。
田所さんのyoppa.orgで十分丁寧に網羅されてますけど…。
TidalCyclesのインストール方法
TidalCycles 公式ページ:https://tidalcycles.org/
TidalCyclesの利用に必要なセットアップ(インストール)に必要なものと手順は以下の通りです。
- Xcode
- Command Line Tools for Xcode
- Homebrew
- Git
- Haskell
- Atom
- SuperCollider
- SuperDirt
では、いきましょう!
何も考えずに以下の作業をひたすらやります!
Xcodeをインストール
アプリ開発をしていたり、OpenFrameworksなんかも利用している人は既にセットアップされてると思います。
これは普通にAppStoreからインストールすればOKです!
Xcode(エックスコード)は、ソフトウェアを開発するためのアップルの統合開発環境 (IDE)
Command Line Tools for Xcode
Homebrewのインストールに必要です。
「ターミナル」アプリを立ち上げて、以下のコマンドをコピペ実行してください。
xcode-select --install xcode-select: note: install requested for command line developer tools
Homebrewのインストール
これはMacOS用のパッケージ管理システムとのこと
Linuxに馴染みのある人は「APT」みたいなもの。
Homebrewのサイトに記載されてる以下のコマンドをコピペ実行
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
!!ここから先はyoppa.orgをそのままやればいい
Gitのインストール
Git(バージョン管理システム)をHomebrewからインストールします。
brew install git
Haskell と TidalCycles
HaskellをHomebrewからインストールします。
brew install ghc brew install cabal-install
TidalCyclesのライブラリーをインストール
cabal update cabal install cabal-install cabal install tidal
Atomのインストール
もはやメジャーなテキストエディターなので既にインストール済みの方も多いかも
https://atom.io/
から普通にインストールしてください。
インストールしたら
メニューから 環境設定 > インストール でPackageのインストールを表示して
「TidalCycles」で検索します。
https://atom.io/packages/tidalcyclesプラグインをインストールします。
SuperColliderのインストール
以下よりSuperColliderの3.7以降のバージョンをインストールします。
http://supercollider.github.io/download
SuperColliderについては以下の記事も見てください。
【supercollider】気がつけばIDE環境(統合開発環境)になってた使い易くなってたぞ!音響合成用プログラミング環境
SuperDirtのインストール
SuperDirtはSuperColliderからインストールします。
SuperColliderを起動します。
SuperColliderに以下の記述をし
include("SuperDirt")
選択した状態で「command+enterで実行」します。
以下のメッセージがSuperColliderの右下にあるコンソールに表示されれば完了です。
... the class library may have to be recompiled. -> SuperDirt
ここで一度、SuperColliderを再起動します。
再起動させたら
SuperDirtの起動コマンドを記述し「command+enterで実行」します。
SuperDirt.start;
以下のメッセージがコンソールに表示されたらSuperDirtの起動完了です。
SuperDirt: listening to Tidal on port 57120
TidalCyclesの実行(テスト)
Atomを起動します。
メニューの
「パッケージ > TidalCycles > Boot TidalCycles」を選択すると
TidalCyclesが実行されます。
以下のように記述して
d1 $ sound "bd sn"
拡張子を「〜.tidal」にして保存します。
あとは、上記の行を選択した状態にして
「command+enterで実行」し、音が出れば成功です!!
ちなみに、音を止めるには
hush
「command+enter」です。