なでしこ佐々木監督のマネージメント力。キーワードは「自主性」と「監督の責任」
今日を“なでしこ記念日”としよう。 – 2011/07/18 / amadeusrecord
おはようございます。
アスリート自身が行っている自己マネージメントに興味あり!
のナカジです。
「アスリートhack」と言ってみようかなw
以前、「元サッカー日本代表 岡田監督に学ぶ マネージメント力」
という記事を書きましたが
今回は「W杯優勝」「オリンピック銀メダル」のなでしこJAPANを率いた
佐々木則夫監督のマネージメント力にクローズアップしようと思います。
前々から「この人、このチームはなんか不思議な空気だな」って思ってました。
割と緩いオーラで話しをするし、練習風景も「笑顔」が多い...
私的な意見ですが
私は女性と仕事など、何かをするときに出来るだけ
「細部まで共有し、一体感を出すこと」を心がけています。
理不尽かどうか、よりも「ただ命令されること」をスゴく嫌がる人が多いと感じるからです。
逆に言えば、多少理不尽な命令であっても、「共有」することが出来れば
スゴいパワーを発揮する人が多いということです。
ただ、これは私の立場レベルのことであって
スポーツの、それもトップレベルの代表チームをまとめる
そのレベルの佐々木監督に非常に興味がありました。
と、思っていたら、以下のような2つの記事を見つけ
納得する、また同時に勉強になりました。
詳細は上記の記事をなぞるだけになってしまうので
記事本文でご確認をお願いします。
今日を“なでしこ記念日”としよう。 – 2011/07/18 / amadeusrecord
トピックを抜粋すると
1.会わない日を作る。21人を平等に扱う
試合翌日、佐々木監督は基本的に主力組の練習には顔を出さない
佐々木が控え組の練習を見る日を作っていることがある。 選手はやはり監督に直接指導を受けているほうがモチベーションが上がるもの。
2.話はじっくり聞く/きちんと伝える
澤穂希が「練習量が多いのでは? みんな疲労がたまって試合では動けなかった」と相談をもちかけた。
佐々木は話を聞いた上で練習量が多くなっている理由を説明し、さらにプレーの例を挙げ「それを言い訳にするな」と話したのだそうだ。
川澄が自らのポジションを「変えたほうがいいのではないか?」と提案してきたのだそうだ。
「ちょっとやそっとじゃあいつらに話をしても動いてくれない。試合中なんて、ベンチの遠吠えっていう感じだよ」
3.責任は僕にある
オリンピック予選通過が決まった後の南アフリカ戦では、世界中からの批判を覚悟してまでグループ2位狙いをし….
もし、佐々木監督が記者会見で“引き分け狙いの真意”について、あれほどまでにきちんと説明していなかったら、おそらく試合前や試合中の監督の指示について、選手が根掘り葉掘りミックスゾーンで取材されていたに違いありません。
指揮官としては、こうした選手の負担を回避するため予め記者会見で懇切丁寧に説明し、「責任は僕にある。選手に指示をして、やらせたのは僕」と、すべての矛先を自分に向けた
これらを読むと一貫してそこにあるのは
-
選手を成熟した人間の集団であるとリスペクトしている
-
各一人一人に対する「配慮」
これがあるからこそ
選手の「自主性」を重んじることまた「細部まで共有し、一体感を出すこと」
に成功し、その上で「最後は守ってくれる監督」がいるからこそ
全力で目的にむかう「力」がでた
ということだろう。
これは「女性だから」ではなく、こういう上司についていきたい気持ちになるよね!