「夢」実現に走り出す前に絶対知るべき「ロマンとそろばん」
先日、書店でふと手にした本で飛び込んで来たキーワード
ロマンとそろばん
「僕は君たちに武器を配りたい」というビジネス書大賞を受賞した本の著者
滝本哲史さんという方の本です。
という「交渉」をテーマとした本ですが、一読して
わたしと同じように
夢を持って、それに向かって生きたい人
は必読だと確信しました!!
「夢」を「夢」としか捉えられていない過去の筆者
- 「夢」を「現実」に近づける方法を知らず、ただガムシャラ
- その「夢」を上手く利用されてしまった
そんな状況から前に進む為の「第一歩」。
基本的な考え方からこの本は教えてくれます!!
キーワードは「ロマンとそろばん」
紹介する本は「交渉」の本です。
夢に向かう為になぜ交渉が必要?
夢に向かうには一人では不可能です
「自分」という存在は「他者」に認識されて始めて「存在」します。
誰かに協力を求める場合だけでなく、「自分が作ったものを売る」場合も買ってくれる人が必要です。
例えば、アプリケーションを作った場合。
誰かと共同で作れば、わかりやすく「機能・価格・販路」などにおいて
共同者との「交渉→合意」が必要ですし
個人の場合でも
お客さんが自分の提示価格で購入してくれれば、そこに「合意」が存在します。
購入してもらえない場合そこには、「その値段では買わない」という状態があり
「値下げする」や「機能を追加する」といった「交渉」が生まれます。
・二人以上の人間が集まったら必ず「交渉」が必要(p.64)
・合意を結ぶことで「現実を動かしていく」(P.68)
ロマンとそろばん
「面白いことをやっていれば、お金は後からついてくる」というセリフをよく聞きますが、そう考える人は自分自身のロマンばかりに目がいって、他人のソロバンを軽視しています。(P.92)
「よいアプリやサービスを作っていれば喜んでもらえる、お金は後から付いてくる」はまさにコレです!
- ロマン:大きなビジョン
- そろばん:それを実現させる為のコスト計算
どんなに良いサービスやアプリを考えついても
それを作っている開発期間にお金が全くなければ、生活できません。
ちょっと走ったぐらいでは「夢」に到達しません。
走りだしたはいいものの「走り続ける事ができなければ」夢にはたどりつかないです。
しかし、逆に目先ばかり追いかけのも問題です。
よくベンチャー企業が目先の収入の為の「受託開発」に追われてしまい
当初のアプリ開発に全く着手できず、走る事だけが目的となり、疲弊している状態があります。
つまり
きちんとそろばんを計算しながらロマンを持ち続けることが必要です
お金を儲けることは大切
あなたの、そして我々の「夢(ロマン)」は世にとって非常に良いものであるハズです。
高貴であり。美徳であります。尊く、きれいなものです。
ところが日本の文化?教育?なのか
きれいで尊いもの程、お金儲けを嫌う、「悪」と考える風潮があります。
しかし純粋な「夢(ロマン)」を持っているなら「お金を儲けること」は非常に重要です。
資本主義社会で生きるうえではそれが十分にあるかないかで「自由の範囲」がかなり変わってしまうからです。(P.75)
まず、個人の視点でいうと
- お金がないと先ずは目先のことしか考えられなくなってしまう。(p.76)
- お金がない社員は上司の無茶な要求にも「NO」が言えない。(p.76)
「お金がなくて生きるのに精一杯な状態」で「夢(ロマン)」を追いかけられるでしょうか?
会社・組織・チーム視点では
- 活動に絶対必要な「人・モノ・情報」というリソースを集められません(P.79)
「ロマンとそろばん」
「夢(ロマン)」を追いかける最初のステップはこの事をまず認識する必要があります
実は、ここまでの内容は紹介する本の「第一章」だけです。
この後、夢を追いかける為の「交渉」という武器について具体的に書かれています。
いかがでしょうか?
とても読む価値のある本だと強くオススメしたいと思います。