市場価値「0」でも生涯の相棒、友情の結晶ストラトキャスター
約10年前、ギターを持ってバンド活動に打ち込んでたナカジです。
それ以来、バンド活動はもとより、彼(ギター)を弾いてあげることがほとんどない状態ですが
最近、また「熱」があがってきたので彼(ギター)について書きたいと思います。
写真が「相棒」であるストラトキャスターです。
一応、ネックには「Fender」と書いてありますが本物かどうかも不明。
どこの馬の骨ともわかりませんw
でも、わたしにとっては
かけがえのない「大切なギター」
です。
彼(ギター)との出会いは
バンド時代、今も所有しているもう1本の相棒である
レスポール スペシャルを誤って倒してしまい「ネックを折って」しまいました。
そのときにボーカルが
「修理するなり新しいのを買うまで貸すよ、ボロボロのもらい物だけど」
と言って、借りたのが最初でした。
その時の彼は本当にボロボロで
ジャックやらボリュームやらが錆びてるし、ピックアップもなんか変なのがついてる
「よく音がでるなぁ」というくらいの状態で正直あまり音もよくない状態でした。
ところが、変な話になりますが
このギターから「俺を弾いてくれ」ってオーラを感じてしかたがない
運命的な出会いでした。
すぐボーカルに「譲ってほしい」と話したところ、快く「そんなボロでいいの?」といいながらプレゼントしてもらいました。
しかし、そのままの状態ではあまりにかわいそうなので
これまたバンド活動で知り合った楽器屋さんに相談したところ
「任せて!ナカジの好みは知ってるし、ちょうど中古でお勧めのピックアップがあるからそれでどう?」
なんて温かい言葉なんでしょう!!結局
- ピックアップ交換
- 電気回路系のリニューアル
- 基礎メンテと調整
を、破格の「工賃なし、パーツ代」のみでやってもらっちゃいました。
仕上がりはねぇ。もう、「好みの音」を知ってくれてるだけあって
バッチリ!!
すばらしいでしたよ!
まぁ、当然「音」にこだわるのがギタリストですが
たとえ「最高」ではなかったとしても
この「魂」を受けとるのもギタリストの仕事でしょう!
私にとって、このギターは
- ギター自身
- ボーカル
- 楽器屋
との友情の結晶な訳です。
きっと私にしか感じられないのでしょうが
今見ても「私に対するオーラ」を感じます。
弾いてあげたいから「再起」しようと思います。