音楽で食べたい!と思った時の僕は甘かった!あの時の自分に伝えたいこと
おはようございます(^_^)/
ナカジ(@cp_nakajun)です。
10代の頃、ギターを手にし武道館を夢みました。
その後、サウンドアートに出会い
音楽を作ることで生計を立てたいと思いました。
その時の僕はアホでした...
今もまだ「そのことに気がついた」レベル...
ですが、その時の僕とは違う角度からの方法を模索しています。
制作したい欲求。それだけなら趣味と思えば十分
でも、聴いたり体験して「喜んでくれる」人が欲しい
認知されたい欲求もあります。
喜んでくれる人がいる。幸せなことです。励みになり制作も捗るでしょう。
なので、目標はあくまでも「制作すること」が付随した上で生計を立てること
にしています。
そして、これから紹介する「アスリート(格闘家)」の対談記事から
あの時の僕に伝えたい部分を紹介します。
僕だけでなく
何かを夢見た時に気がついているかいないかは「大きな差」になると思います。
できるだけ若い時に...
両方とも東洋経済ONLINEの記事です。
タニマチ文化とその不健全さ
格闘技は「タ二マチ文化」です。しかし僕にはタニマチのような人はいません。なぜならそれはあまりにも「不健全」だと思うからです。自分が主役だと思ってフリーランスとして生きているつもりなのに、タニマチがいると「コントロール」されてしまいます。
音楽もこういう部分ありますよね。特にメジャーにそのにおいを感じます。
でも、そうじゃない生き方ができるかどうかは自分次第
実は自分が「アスリート」であるという認識はないです。「個人事業主」という言葉が、一番しっくりときますね。僕のやっている格闘技も「競技」と言い方はせず、あくまでも「イベント・興行」だと思っています。
スポーツは、どこまでいっても「ショービジネス」
羽生結弦というアスリートには詳しくなかったのですが、あの一件から僕は「イベントに穴をあけないプロ意識」を感じました。「体が資本のスポーツ選手」という正論から、安全性に考慮して出場をやめるという選択肢もあったと思います。
しかしスポーツは、どこまでいっても「ショービジネス」なのです。フィギュアスケートも格闘技も「ショービジネス」の要素があるからこそ成立しています。もし僕がメインのイベントだったら、怪我していても出場します。なぜなら僕が出ないと、イベントが成り立たないからです。
彼は怪我をしても出場することで、競技に勝つか否かとは別に、「羽生結弦が出るイベント」を成立させたのですね。
日本から見れば、あの日は明らかに羽生結弦がメインイベンター。羽生選手が出るからということで、チケットを買った観客、放送の枠を買った放送局、リングのスポンサーとなった日本企業がいるということを彼は分っていたでしょう。だから彼は「興行のプロ」として、怪我をしてもリングに立ったのだと思っています。
「食えない」と気づけることは、幸せである
格闘技の世界は初めから収入格差が大きく、潤っていない業界です。ですから最初からバイトをしながらの格闘家生活というのが一般的です。
「バンドを辞める奴の理由は、たいてい金か女だ」ということと同じです(笑)。ここでいう「金」というのは生活していく金が続かないこと、「女」というのは、結婚という意味です。要するに生活のこと、食えるのかということを言っています。
そして、だったらどうするかを考える!!
ビジネスパーソンも「引退」と向き合う時がくる
僕は今40歳です。大学や会社の同期と会うと、年収のことは大体分かるけど、口には出せないですね。同じ大学同期でも年収ベースでみて、ざっくり300万~2000万円くらいの「振れ幅」があります。そして40歳の今がまさに分岐点というか、もう最初の決着がついている頃で、「右肩上がり」を継続できる人は、これから部長、役員に出世していきます。
一方、そうでなくて、「先が見えてしまっている」人は、他の会社に転職したり、関連会社へ出向になって残ったりと、様々な「生存戦略」をとりはじめます。
第一線にいられなくなり右肩上がりではない状態も、ある種の「引退」だと思います。
サラリーマンも「定年」の前に「引退」があるんです。
だったら何をするか
「冷静」に考えつつ、「熱意」を忘れない
僕は実は「生涯賃金」をすごく気にしているんですよ。
生涯賃金を計算していて、実はそこから試合をするか否かの判断をしています。例えば「この日程は難しいけど、このファイトマネ-があれば、一年間働く年数が減って、59歳まで働けばいいことになるな!」という風に考えていますね(笑)。
「引退したアスリートを社会が守る」仕組み作りの話がありますが、僕自身の経験上でスポーツ選手がだらしないのは分かっているので、仕組みがあると「甘えてしまう」と思っています。例えば引退後に年金があって、働かなくていいと分かっていたなら、それはダメになってしまうような気がしています。常に緊張感を持って、自分のことは自分で考えて、生涯設計をしています。
緊張感がなければ、競技への「覚悟」も生まれてこないように思います。生涯設計という観点でいくと、現役中に資格や語学等の自己研鑽を少しでもしておくことが重要だと思います。
マラソンの川内選手が頭をよぎりました。
川内選手の場合は、実業団に入れなかった悔しさをバネに
冷静に「仕事を持ち」熱意を忘れず「競技にチャレンジ」した結果
頭角を表します。
そして頭角を表してからの実業団からの誘いを断ります。
川内選手の練習方法は「仕事を持った上でできる」最善の練習方法を考え抜いた結果だとも思います。
冷静に考えつつ、熱意を忘れない