PureData経験者が初めて「WebPD」を使ってみた時に思ったことをDEMO解説と共に書きます。
ナカジ(@cp_nakajun)です。
先日、以下の記事で「WebPD」を紹介しました。
上記の最後に少し書きましたが「PureData」なこともあり
このブログの他のツールの紹介記事よりも少し突っ込んで使ってみようと思いまして「デモ」的なものを作りました。
そこで今回は「PureDataに馴染みのある者」として初めて触った「WebPD」について書きたいと思います。
先にトピックを書くとこんな感じの印象です。
- PD使えれば手っ取り早く音をつけられるのは「〇」
- WebPDで使えるオブジェクトが意外と少ない
- 他のWeb Audio APIと共存できたら広がる期待(今後要実験)
作ったWebPDのデモ
後々の実験で更新しなければ、以下のURLで見ていただけます。
(更新したら以下のURLにLINKを貼ろうと思ってます)
・https://creative-plus.net/webpd-demo/webpd-Demo1.html
でこのPDパッチ部分はサンレコWEBに掲載されている
「Maxで作る自分専用パッチ〜Patch39 アンビエントな電子音を奏でる自動演奏パッチ」
の大部分をPureDataで置き換える感じでコピーさせて頂いたものになります。
PureDataパッチ部分
画像だとわかりにくいですが、上記のようなPDパッチを動かしてます。
[counter]とか[makenote]が無いことに気づいてもらえますでしょうか…
そうなんですね。もう予想していたと思いますが「欲しいオブジェクトが意外と無い」んです。
ちなみにWebPDで利用可能なオブジェクトは以下のようになります。
今回、僕がこのデモ的なものを作る際に「使おう」と思って「使えなかった」オブジェクトをメモしていたのですが
こんな感じです。
- makenote
- vline~
- route
- unpack
- line
- pipe
- gate
地味に「[pack]があって[unpack]ないんか~!!」って思いました。
「無いから工夫する」のも楽しさの1つではあると思いますが
- ハードルが上がる
- スキルによってはやりたい表現を諦めざるを得ない
- 手間がかかる(面倒くさい)
みたいな感覚になってしまいますよね…
工夫する楽しさやそれによるスキルアップもあるかもしれませんが
とは言え、ちょっとした背景BGMのようなものであればPureDataでサクッと実装できる手軽さというメリットがあると思います。
また
まだ実験もしてないのに書くのもなんですが
「tone.js」や「P5.sound」などと併用できたり共用できたりすると面白いかな~と思っています。
この展望は全く試しても調べてもいないのでご了承ください。
もし、実験して上手くいったらまた記事にしたいと思います。
余談ですが
デモページや映像をご覧いただいたて不思議に思った方がいるかもしれませんが
何故か「現在時刻」を表示しています。
これ、すごーくわかりにくいですが、「分」の数字をPDに送って転調させてます。
「1分ごとに転調する」、してるハズです…
余談でした。